〈医療と介護2040 管理者01〉の記事一覧
第3回 テレワークがもたらした 在宅介護への意外な影響

第3回 テレワークがもたらした 在宅介護への意外な影響

■薬剤師の業務もオンライン化が進む
 今年9月1日、改正医薬品医療機器等法(薬機法)が施行されました。薬局・薬剤師関係では、服薬期間中のフォロー義務化とオンライン(OL)服薬指導がスタートしました。
 フォロー義務化では、必要に応じて投薬後も含めた患者の服薬フォローを実施することになります。それにより新たに服薬指導などの内容を記録することも義務付けられました。OL服薬指導に関しては現在特例として「0410対応*」による電話・OL服薬指導が行われていますが、新型コロナウイルス感染症が収束するまでは、改正薬機法に基づくOL服薬指導と0410対応が併存することになります。
 これに先立ち4月1日に診療報酬改定があり、そのなかに在宅関連として……

MCSの栄養管理アプリ 登録者数が3000人突破

 医療介護連携SNS「メディカルケアステーション(MCS)」を運営するエンブレースは10月22日、今年6月にリリースした「栄養管理アプリ」が、3400人の利用可能ユーザー(医療介護従事者)登録を突破したと発表した。...

カラオケ技術活用し介護予防 コロナ禍で施設での利用が増加〔第一興商〕

カラオケ技術活用し介護予防 コロナ禍で施設での利用が増加〔第一興商〕

 第一興商は業務用カラオケ「DAM」の技術を活用した生活総合機能改善機器「DKエルダーシステム」により、高齢者の健康づくりを支援している。コロナ禍で歌うことが控えられている一方、介護施設では同システムの体を使うコンテンツの利用が通常より増えており、その有効性が再認識されている。
■コンテンツを約700種類用意
 DKエルダーシステムは「うたと音楽」を活用して、介護予防や機能訓練を継続して行うもの。介護保険制度が始まった2000年の翌年から提供を開始した。「楽しいのがポイント。苦しければ続かない」と営業統括本部エルダー事業開発部の大坪直木部長は強調するように……

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GHと看多機の複合施設 練馬に11月オープン

 介護事業などを展開するヒューマンライフケア(東京都新宿区)は11月1日、東京都練馬区にグループホーム(認知症対応型共同生活介護)と看護小規模多機能型居宅介護の複合施設をオープンする。これにより、同社が運営するグループホームは全国で31カ所、看護小規模多機能型居宅介護は3カ所となる。...

第2回 新政権の誕生と社会保障(下)

第2回 新政権の誕生と社会保障(下)

■コロナの影響をどう見込むのか
 例えば、医療費への影響をどう見込むかの問題がある。
 厚生労働省から公表されている医療費の統計は2020年3月分までであるが、この月の医療費は対前年同月比1.2%のマイナスとなっている。2019年度の医療費の伸びは2.4%であり、この3月の落ち込みは新型コロナウイルス感染症の影響である。支払基金と国保連の医療費とレセプト件数の動向をみると4月、5月とさらに悪化している。5月がボトムであり、件数で約2割減、点数で1割強の減となっている(対前年同月比)。6月は4月よりは持ち直しているが、7月以降の動向は現段階では不明である。
 2020年度を通じての医療費がどうなるか、さらに……

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第2回 新政権の誕生と社会保障(下)

第2回 新政権の誕生と社会保障(上)

■安倍長期政権の終焉と菅内閣の成立
 8月28日に安倍首相は健康上の理由から辞任する意向を表明した。自民党総裁としての任期が来秋まであり、確かに病院に通院するなどその健康状態について懸念はされてはいたが、予想外の突然の辞任であった。在任期間が憲政史上最長を記録した安倍内閣のあっけない終焉であった。
 7年8カ月余り継続した長期政権の後継者選びとなったが、これも安倍政権の継承を掲げる菅官房長官(当時)が出馬の意向を示し、自民党内の主要派閥が雪崩をうって支持を表明し、同党の総裁選挙で圧勝、国会での首班指名を受けて9月16日に菅内閣が成立した。
 新内閣では、加藤勝信厚生労働大臣が官房長官に回り、後任の厚生労働大臣に田村憲久氏が就任した。田村大臣は……

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不妊治療の保険適用を拡大へ 医療保険部会

不妊治療の保険適用を拡大へ 医療保険部会

 厚生労働省の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)医療保険部会は10月14日に開催した会合で、菅内閣が基本方針の1つとして掲げている不妊治療への保険適用について議論し、保険適用する治療法を拡大することでおおむね一致した。
 今後、不妊利用を実施する医療機関や患者などへの調査、中央社会保険医療協議会での議論などを踏まえて……

高齢者施設の面会制限を緩和 厚労省助言委員会

 厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードは10月13日、緊急の場合を除き制限している高齢者施設や医療機関での面会について、適切な感染防止対策を行うことを条件に認める方針を示した。つながりや交流が失われることで、心身の健康に悪影響を与えることを考慮して、従来の方針を転換する。
 高齢者施設などでの面会については、3月28日の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」で……

介護報酬改定に向けた視点案提示 社保審分科会

 厚生労働省の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)介護給付費分科会は第187回会合を開催し、2021年度介護報酬改定に向けた基本的な視点案を提示するとともに、各事業所に関する検討の方向性と論点を示した。
 基本的な視点案では課題を「感染症や災害への対応力強化」「地域包括ケアシステムの推進」「自立支援・重度化防止の取組の推進」「介護人材の確保・介護現場の革新」「制度の安定性・持続可能性の確保」の5つに整理した。
 感染症や災害への対応力強化では、日ごろから発生に備えた取り組みや発生時の業務継続に向けた取り組みの必要性、地域包括ケアシステムの推進では……

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