高齢者の居住支援事業などを手掛けるホームネットのIoT電球を活用した見守りサービスが、東京都日野市の単身高齢者などのモデル事業に採用された。
ハローライトが開発した、LEDとSIMを一体化して点灯がわかる「HelloLight」を使う。指定の時間内に点灯や消灯の形跡がない場合、日野市社会福祉協議会やホームネットに異常検知のメールが届く。
異常検知のメールを受信すると、入居者に確認を行う。連絡が取れない場合は、親族やケアマネジャーなどの福祉関係者が連携して安否確認を行う。
日野市居住支援協議会では2018年6月から、民間賃貸住宅の入居に関して困っている人が相談できる窓口「あんしん住まいる日野」を、日野市社会福祉協議会内に設置。不動産事業者協力店や地域包括支援センター、居住支援を行う民間事業者などと連携し、市民が民間賃貸住宅に安心して居住できる取り組みを進めている。
今回、この相談窓口で入居成約した単身高齢者などの賃貸住宅にIoT電球を取り付けた。モデル事業の対象は10戸になる。モデル事業は5月18日まで行われ、一定の効果を確認でき次第、費用の補助制度の創設を検討するなど、入居後の見守り支援策の普及を図る予定だ。