IoTBank(東京都新宿区)は介護施設で利用者がバイタルバンドを着用することで心拍数・体温・SpO2・血圧を24時間365日計測できるサービス「LitCare(リットケア)」の提供を7月22日から開始する。
介護スタッフは手動での計測作業から解放され、より多くの時間を利用者のケアに充てられるようになり、スタッフの負担軽減と介護の質の向上に寄与する。
6月から10施設以上の介護施設で無償による試験導入を行い、リットケアの効果を実感してもらっている。
導入施設からは、これまで1日の健康状態の計測と記録の管理にかなりの時間を要していたが、導入によりスムーズな健康データ管理が可能になったとの声が寄せられているという。
リットケアには測定のほか、2つの特徴がある。1つはデータ一覧閲覧機能。利用者のデータをウエブで確認でき、現在の状態を可視化する。これにより、介護スタッフは利用者の健康状態をリアルタイムで把握し、適切な対応を行うことができる。
もう1つはアラート機能で、バイタル異常を検知した際にアラートを発し、迅速な対応につなげる。