善光会は5月20日、同会サンタフェ総合研究所が神奈川県藤沢市の先進的介護実証事業を受託したと発表した。介護施設におけるロボット・ICTの活用と業務オペレーション改善を進めるためのパッケージモデルの構築を進める。
具体的には、先進事例の調査・実証施設の業務分析、業務要素群の整理と改善領域の設定、改善領域に対応した改善パッケージモデルの構築と運用・効果測定を行う。
善光会は「オペレーションの模範となる」「業界の行く末を担う先導者となる」という2つの理念のもと、持続可能な介護事業モデルの確立を目指し、介護現場の効率的な業務を実現するための「ハイブリッド特養プロジェクト」を進めている。
また、オペレーションの最適化とテクノロジーの活用を推進するため、厚生労働省などの実証事業に積極的に参画している。
今後、介護業界の生産性向上の取り組みを進めるには、こうしたオペレーション改革のノウハウを普及させ、各地域で生産性向上が進むサイクルを創り出すことが重要だと考えている。
そこで、善光会モデルのノウハウを移植導入することにより、藤沢地域での生産性向上モデルの構築の基盤づくりに協力することにした。