厚生労働省の世帯数調査によると、2021年6月3日現在、全世帯の中で「単独世帯」の数が1529万2000世帯で最も多く、全世帯に占める割合が29.5%となり過去最高となったことが分かった。
世帯総数は5191万4000世帯。単独世帯の次に多いのが「夫婦と未婚の子のみの世帯」で1427 万2千世帯(同27.5%)、次いで「夫婦のみの世帯」の 1271 万4千世帯(同24.5%)となっている。
単独世帯の割合は1989年に20.0%と2割を超えた後、一貫して上昇し、2019年に夫婦と未婚の子のみの世帯を初めて0.4ポイント上回った。
2020年は調査が行われなかったが、今回調査でその差が2.0ポイントまで拡大していることが示された。
一方、夫婦と未婚の子のみの世帯は、1986年には4割以上を占めたが、その後一貫して低下し、2013年に3割を切った後も低下傾向が続いている。
世帯類型では、65歳以上の人だけか、これに18歳未満の未婚者が加わった「高齢者世帯」が1506万2000世帯で、同29.0%を占めている。