2時になり、ハウス長の安東健雄さん…
対談・ホームホスピスという住まい②―― 「別宅」に暮らす
――今の話を伺って、バリバリの施設に老人「ホーム」という名前が付いているという逆説を思い出します。山口先生の師である外山義先生は、高齢者ケアと住環境の関係を研究し、特養に個室ユニットケアを導入したことで知られます。施設をできるだけ「家」に近づけるにはどうしたらいいのか、山口先生もそういう観点からホームホスピスを研究しておられます。
山口 市原さんがおっしゃるように、高齢者ケアの場は以前は家か施設しかなく、施設は4人部屋で…