過去2回にわたり、「住まい系(本稿では、特定施設以外の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅と定義しています)」について触れてきました。初回は、いわゆる「施設」サービスの提供方法の変化、すなわち「住まいとケアの分離」…

過去2回にわたり、「住まい系(本稿では、特定施設以外の住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅と定義しています)」について触れてきました。初回は、いわゆる「施設」サービスの提供方法の変化、すなわち「住まいとケアの分離」…
■厚生労働省の「外部」から
厚生省(厚生労働省)の審議会では、結論が出ずに「改革」が進まないという事態が生じました。これに対して、外部からの提言がなされることになります。
古くは1980年初頭の第二臨調が挙げられます。厚生省は、この第二臨調の議論の後押しを得て、従来の審議会では合意形成が困難であった老人医療費無料化の廃止…
大熊由紀子さん(元朝日新聞記者・論説委員)は、記者を引退してから年に1度「えにしの会」を開催している。「えにしの会」では、毎回、講演やシンポジウムなど盛り沢山のプログラムが実施されてきた。筆者も初期の頃、シンポジスト等として何回か参加したことがあった。
7月上旬にその大熊さんから、急遽、月末に開催する今年の第22回「えにしの会」(遠隔で実施)の第2部に…
■86歳の初診患者が外来に
5月、初診患者が新田クリニック外来に来られた。86歳男性で、頭頸部がんが見つかったという。すでに都内の大学病院の口腔外科と腫瘍科にかかっていて、これから治療法が決まると話す。
そうですか、と話を聞いていると…
新田國夫医師の連載「治し、支える」の中で、「本来のかかりつけ医」について書かれています(第23回)。共感しながら、医師一人ではなく、「かかりつけ医機能」を提供できる多職種チームで実践していくことだろうなと、感じています。
治す医療と支える医療は、人生を生きる人にとって、連続したものであるはずなのに…
降ってわいたようなマスク騒動だった。いや、そういう表現は不適切かもしれない。多くの人はもう、マスクに嫌気がさしていたのだろう。
新型コロナウイルス対策のマスク着用が海外では緩和され、ノーマスクで歩く人がテレビで大写しになる。それなのに、日本では…
9)何が問題か
それでは、もっと子ども・子育て支援にもっとお金をかけなくては、ということになります。これは1975年から2019年にかけての児童家族関係費の推移です(図27)。この間、14倍になっています。特に近年の伸びが著しい。
2010年に急上昇しているのは、民主党政権での子ども手当の導入です。2014年以降は…
■通りかかった人が119番
私の自宅の6軒先に、98歳の女性がひとりで住んでいる。その女性は重度の認知症で、今の日課は家の前の道路を掃除することだ。冬も夏も、毎日掃除する。近所の人も知っていて、それとなく気にかけている。
先月のある日、朝6時ごろ、女性は家の前で倒れ…
6)人口変動の要因
人口を決めるのは、何でしょうか。人口学が教えるところでは、出生、死亡、移動の3つです。結婚するかどうか、子どもを産むかどうかなどは「行動要因」と言われており、人々の意識や行動によって…
2019年4月にスタートした「わがままハウス山吹」は、4年目を迎えました。3年間の入居者の状況をまとめます。
■入居相談・問い合わせ
開設当初から問い合わせや見学希望を非常に多くいただきます。雑誌やテレビで紹介されたこともあり…
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