首相が替わり、暑い夏も去り、心機一転といった雰囲気の今日この頃、衝撃のニュースが飛び込んできた。恐れていた、「コロナ感染を理由に事業所が提訴された」という事態である。以下、10月2日午前時点の報道に基づいて述べる。
“三次の介護業者を提訴 「ヘルパーから感染」、82歳死亡”
2020/10/2付(中国新聞デジタル記事より)
新型コロナウイルス感染症のため82歳で亡くなった広島県三次(みよし)市の女性の遺族の男性(広島市在住)が、三次市の訪問介護事業所の運営会社に計4400万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴したことが1日、分かった。担当ヘルパーが訪問を控えていれば母親の感染は防げたとし、運営会社の安全配慮義務違反や使用者責任を問うている。
報道によれば女性は4月3日に発症し……