第9回 第8期の介護保険

2021年 6月 25日

■3年に1度の介護保険料見直し
 介護保険制度では、保険者である市町村が3年ごとに介護保険事業計画を策定することとされている。そして市町村は、当該介護保険事業計画のために必要な保険料を徴収することが義務付けられている。
 本年4月1日から、介護保険制度は制度開始以来8回目の……
【筆者紹介】中村秀一(なかむら・しゅういち) 医療介護福祉政策研究フォーラム理事長、国際医療福祉大学大学院教授。厚生労働省老健局長、社会・援護局長、内閣官房社会保障改革担当室長などを歴任。
この記事は有料会員のみ閲覧できます。

このカテゴリーの最新の記事

このカテゴリはメンバーだけが閲覧できます。このカテゴリを表示するには、年会費(年間購読料) もしくは 月会費(月間購読料)を購入してサインアップしてください。

第12回 年金制度をめぐる私見――国民皆年金60周年④

 ■2040年の年金と上がる保険料
 民主党の参議院議員であった故・今井澄さんは、最後の著書『理想の医療を語れますか』(2002年、東洋経済新報社刊)で「社会保障の樹」という図を示しています。この図は、年金という幹に医療・介護の枝が伸びるということを表しています。2004年の年金制度改正前の著書であり…

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

第12回 年金制度をめぐる私見――国民皆年金60周年③

■年金の現在と未来を考える
 最後に、年金についての私見を述べてみたいと思います。
 ●社会保障における位置づけ
 最初に社会保障における年金の位置について確認しておきましょう。2020年度の社会保障給付費は126.8兆円で、国内総生産の22.2%となっています。年金は57.7兆円で…

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

第12回 年金制度をめぐる私見――国民皆年金60周年②

■年金改正を担当して
 以上、私の年金行政との関わりについて述べさせていただきましたが、年金改正を担当して痛感したことを述べてみたいと思います。それは、以下の5点です。①改革には時間がかかる②先送りされがちな「財源の確保」③皆年金という高いハードル…

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

第12回 年金制度をめぐる私見――国民皆年金60周年①

 11月30日は「年金の日」である。また、本年は1961年に国民皆年金が達成して60年周年に当たる記念すべき年である。そのためか、筆者のところにも年金の調査・研究・啓発を行う団体から講演の依頼があり、年金について私見を述べることとなった。以下は…

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

1週間無料でお試し購読ができます  詳しくはここをクリック

新着記事は1カ月無料で公開

有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題

*1年間は1万1000円(同)

〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料

【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー

コラム一覧

【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代

アクセスランキング(4月22-28日)

  • 1位
  • 2位
  • 3位 90% 90%
メディカ出版 医療と介護Next バックナンバーのご案内

公式SNS