2019年1月号の『中央公論』に「喫緊の課題「医療介護の一体改革」とは――忍びよる「ポピュリズム医療政策」」を書いている。
ポピュリズム医療政策…なんだそれ? これまで進められてきた医療の改革は、地域医療構想、医師偏在対策、医師の働き方改革からなる三位一体改革ではなかったのか?
私も、今年2月に出した『ちょっと気になる社会保障 V3』には、知識補給というコーナーに「地域医療構想,医師偏在対策,医師の働き方改革」という文章を書いていたりもする。他方、私の本には「気をつけるべきはポピュリズム医療政策」(前掲書、8頁)としか書いておらず、あまり詳しく触れていない。その理由は簡単で……