通いの場づくりや生活支援体制の整備は、地域間の格差はあるとはいえ一定の成果を見せています。一方で全国の自治体を回っていて目にするのは、通いの場づくりの頭打ちや助け合い活動の停滞など、地域づくりの限界に直面して…
第8回 地域の皆さんとの議論から誕生した「わがままハウス山吹」
「『わがままハウス』ってよい命名ね。でも、本当にわがままに暮らせるの?」とよく聞かれます。答えは、「おおむねOKです」。――2019年4月、北杜市小淵沢にオープンした「わがままハウス」は、どんな住まいで…
第11回 安倍・菅内閣の終焉と岸田新総裁の誕生
9月29日の自民党の総裁選挙で岸田新総裁が選出された。その直後、新政権の正式発足前に本稿を執筆している(以下、敬称は略させていただく)。
■社会保障は政治そのもの
いろいろな大学に頼まれて社会保障の講義をする機会がある。そこでは社会保障の目的や機能について…
第12回 感染者数と人流とワクチン接種率
新型コロナウイルスの新規感染者が急激に減っている。どうしてこんなに急激に減るのだろう。
■数値に見る現実
厚生労働省の専門家会合「アドバイザリーボード」が解説している。そもそも第5波の急激な感染者増は、デルタ株の到来に加えて、屋外での人の活動が活発になったこと。その要因は…
第16回 医療不在のコロナ自宅療養は自宅放置である
■これは一体どこの国の話なのか
新型コロナウイルス感染症の第5波は、9月に入って新規陽性者は減少傾向にあるものの、重症者は高止まりし自宅療養者が激増している。そして、自宅療養者の健康観察がなされず急激な悪化が見逃され、亡くなるという、あってはならない事態が相次いでいる。これは一体…
第8回 長引く緊急事態宣言に思うこと
■繰り返される宣言
8月、全国各地で緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が追加発令されました。期間も9月12日までと、また延長となりました。私の住んでいる千葉県でも…
【筆者紹介】高橋眞生(たかはし・まなぶ) ㈱カネマタ代表取締役
在宅医療薬剤師。千葉・船橋で保険調剤薬局を展開。訪問薬剤管理を長年実践し、在宅患者からの信頼も篤く地域医療に貢献している。
第15回 コロナ感染高齢者への人工呼吸器導入を考える
新型コロナウイルス感染症は、若い人に比べて高齢者が重症化しやすく致死率も高い病気である。このことが高齢者の生活はもちろん、医療とケアにも影を落としている。
「第5波」と言われる…【筆者紹介】新田國夫(にった・くにお) 新田クリニック院長、日本在宅ケアアライアンス理事長
1990年に東京・国立に新田クリニックを開業以来、在宅医療と在宅看取りに携わる。
第7回 政策、そして政策論とは…
■20年以上前からの問題意識
次の文章を書いたことがある。「政策は、所詮、力が作るのであって、正しさが作るのではない。」この言葉は、いわば、この世ではじめて声を出した、私の…
【筆者紹介】権丈善一(けんじょう・よしかず) 慶應義塾大学商学部教授
専門は社会保障・経済政策とりわけ再分配政策の政治経済学。「社会保障制度改革国民会議報告書」(2013年8月)の「医療・介護分野の改革」パートを起草した。
第10回 外国人介護人材の受け入れ――介護人材をめぐって③
■経済連携協定による受け入れ
わが国の出入国管理政策には、単純労働において外国人の受け入れは行わないという原則があり、かつては外国人介護人材の受け入れの道はなかった。しかしながら国際経済において2国間の…【筆者紹介】
第7回 都道府県による市町村支援の極意
今回は、市町村による地域包括ケアシステム構築における都道府県の役割について考えてみたいと思います。筆者も、都道府県の事業を通じて市町村支援に従事していることもあり…
【筆者紹介】岩名礼介(いわな・れいすけ) 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社主席研究員、共生・社会政策部長
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