自宅療養支援で高知と連携 ファストドクター

2022年 2月 8日

 ファストドクターは高知県と連携して、自宅療養者・宿泊施設療養者に対し、夜間(午後5時から午前9時)の医療相談・オンライン診療支援を行う取り組みを開始した

 患者は夜間、体調に不安が生じた際、専用ダイヤルへ連絡すると、看護師による医療相談や医師によるテレビ電話でのオンライン診療・処方を受けることができる。処方薬は県内の薬局から配送される。

 患者の急変時は医師が県内医療機関への外来受診調整を行い、速やかに対面での受診ができるよう支援する。昨年12月26日から試験運用を開始し、1月20日に本格運用を開始した。

 高知県は感染者に対し、医療機関への入院か宿泊療養施設への入所を基本としていたが、その方針を改め、第5波の昨年8月から9月にかけて一時的に実施した、軽症者を対象にした自宅療養を再開した。

 昨年の実施時は保健所の健康観察や医療相談などの業務が逼迫。さらに、県内の医療資源が高知市内に集中し、郡部では医療アクセスに不安が生じていた。

 こうした状況を踏まえ、高知県は患者が自身のスマートフォンなどから症状の入力を行うリモートでの健康観察システムや、夜間など医療へのアクセスが難しい時間帯に対応した医療相談・オンライン診療体制を導入した。

 ファストドクターは高知県から依頼を受け、自宅療養者・宿泊施設療養者への夜間の医療相談・オンライン診療体制の構築に協力することになった。

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 生産性向上により入院患者のケアや見守りの時間が増加したことで、医療の品質が向上したことも明らかになった。
 
 同病院では2020年4月から全職員300人がチャットワークを利用しており、22年11月に医療・看護体制の見直しに際し、チャットワークの利用方法をアップデートし、申し送りなど日々の業務連絡への本格活用を開始した。調査は同年10月から24年9月末まで実施した。
 
 まず、以前は医師や看護師、その他スタッフ間での情報共有や勤務交代時の申し送りなどを口頭や電話、紙で行っていたのに対し、院内の主な連絡手段をチャットワークに変更した。
 
 これにより、回復期病棟を担当する医師4人の22年10月と24年5月の1日当たり平均比較で、医師1人当たりのPHS平均着信回数が31.5回/日から5回/日となり…

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