対談・ホームホスピスという住まい④―― コロナ禍にあっても

2022年 1月 31日

――今は少しずつ緩和されていると思いますが、コロナ禍で多くの施設が面会を中止し、そこに暮らす人も外出できなくなりました。ホームホスピスでは、つながりを保つように最大限の努力をしたと思います。山口先生はこのことについて調査されましたね。
山口 2020年春、全国のホームホスピスにアンケートをとり、何軒かにインタビューさせていただきました。
 手指消毒、マスク、換気といった対策は、もちろん…
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対談・ホームホスピスという住まい ①ーー「民家」に暮らす

市原美穂×山口健太郎
司会・髙橋紘士
――市原さんが「かあさんの家」を始めた原点を教えてください。
市原 2004年はもう17年前ですね。介護保険がスタートしたばかりで、小規模多機能などの地域密着型サービスはまだありませんでした。自宅(居宅)以外のサービスは、3施設とグループホーム、民間の有料老人ホームしかなかったのです。
 認知症のAさんをケアしていたとき、家か施設しか選択肢がなく、家ではもう無理だからとグループホームに入ることになりました。入居すると…

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住宅政策の変遷――包括的居住支援とは人生支援(上)

インタビュー・大月敏雄教授

■戦後は一貫して「箱」を造った
――戦後、日本の住宅政策は住宅金融公庫・公営住宅・住宅公団の3本柱で進められました。これらが誕生したのは、順に1950(昭和25)年、51年、55年です。深刻な住宅不足の解消が求められていた時代でした。住宅政策は現在まで、どう変化してきたのでしょうか。
 戦災による住宅不足は420万戸と

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大規模団地の空室を高齢者の住まいに――分散型サ高住「ゆいま~る高島平」

 11月下旬の金曜、小春日和の午後2時前。東京・板橋の高島平団地内にある「さくら通り商店街」前の広場に、高齢者が1人2人と集まってきた。2時からの体操に参加する、「ゆいま~る高島平」入居者の皆さんだ。
 2時になり、ハウス長の安東健雄さん…

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