第1回 子どもに対策を教えるツバボウシ先生

2021年 4月 2日

武末文男 中津市地域包括・緩和ケア推進審議監
■市町村に情報が入らず苦慮する学校
 私は2018年(平成30年)8月、厚生労働省を退職して大分県の中津市民病院に緩和ケアセンターを立ち上げるため赴任した。20年(令和2年)1月からは中津の地域包括ケア推進のため、市役所の仕事を中心に働く予定だった……
【筆者紹介】たけすえ・ふみお 中津市地域包括・緩和ケア推進審議監、中津市民病院臨床研究部長
消化器外科医として臨床に携わった後、阪神・淡路大震災で災害医療、長崎県で離島医療を経験。2000年、厚生省(当時)に入省。奈良県に出向して09年には新型インフルエンザ対策に取り組む。その後、文部科学省への出向を経て中津市民病院に赴任、18年より現職。
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ゼロリスクから脱却して若い人を救え

長谷川敏彦さんにもう一度聞く(聞き手・編集部)
■政策転換を実行しやすくなった
――7月下旬以降、全国的に感染者が急増し「第5波」となっています。一方、ワクチン接種は順次進んでいて、感染も下火になるのではと期待していましたが、そうではありませんね。
 この問いかけには、2つの誤りが含まれている。まず、急増しているのは「PCR陽性者」であって、これは「今感染している人」と同じではない。それから、ワクチン接種が進んでいるといえるのは…

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供給のミスマッチが招いたコロナワクチン不足―都内X市の接種事業担当が語る

 国から、とにかくまずは接種者数を増やせ増やせ、7月末までに65歳以上の希望者全員に打つように、と言われました。それでX市としても、高齢者への2回の接種を今年7月末までに終えられるよう、態勢を整えました。
 X市に最初のワクチンが届いたの…

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第4回 介護現場での感染対策を考えた

武末文男 九州中央病院総合外科部長(前中津市地域包括・緩和ケア推進審議監)
■介護現場は生活を優先する
 暮らしとともに取り組む標準的な感染症対策はどうあるべきか。他人とふれあいながら社会性を身につけていく学校にふさわしい対策、高齢者施設で毎日、食事・入浴・排せつの……
【筆者紹介】

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第3回 40日後に集団感染が収束

武末文男 中津市地域包括・緩和ケア推進審議監
■施設に入ってまず行ったこと
 集団感染が発生した「住宅型老人ホームガーデンヴィラおぐす」(以下、「おぐす」)に、私はスタッフを支援するため通うことにした。まず行った支援は……
【筆者紹介】たけすえ・ふみお 中津市地域包括・緩和ケア推進審議監、中津市民病院臨床研究部長
消化器外科医として臨床に携わった後、阪神・淡路大震災で災害医療、長崎県で離島医療を経験。2000年、厚生省(当時)に入省。奈良県に出向して09年には新型インフルエンザ対策に取り組む。その後、文部科学省への出向を経て中津市民病院に赴任、18年より現職。

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「感染数減」から「死亡数減」への政策転換を

インタビュー・長谷川敏彦さん
 未来医療研究機構代表理事の長谷川敏彦さんは、わが国の医療政策に長年関わり、近年は地域包括ケアに関する研究や提言を精力的に行っている。新型コロナウイルス感染症についても内外のデータを独自に収集・分析する長谷川さんは今の状況をどう見ているのか、インタビューした。(聞き手は髙橋紘士さん)■亡くなるのは高齢者
――長谷川先生は新型コロナウイルス感染症を分析・研究し、提言を発信しておられます。研究を始めたきっかけは。
 最大の動機は、ソーシャルディスタンス(*)の提案だった。昨年、感染対策として……
はせがわ・としひこ 一般社団法人未来医療研究機構代表理事、日本医師会公衆衛生委員

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